イシューからはじめよより

名言ノート(72)

 一人の科学者の一生の研究時間なんてごく限られている。

 研究テーマなんてごまんとある。

 ちょっと面白いなという程度でテーマを選んでいたら、

 本当に大切なことをやるひまがないうちに一生が終ってしまうんですよ。

     利根川進

 フェルミは数学にも長けていた。

 必要とあれば複雑な数学を駆使することもできたが、

 まずはその必要があるかどうか確かめようとした。

 最小限の努力と数学的道具で結果へたどり着く達人だった。

     ハンス・ベーテ

 同じテーマでも、仮説の立て方が周到かつ大胆で、実験のアプローチが巧妙である場合と、

 仮説の立て方がずさんでアプローチも月並みな場合とでは、雲泥の違いが生ずる。

 (略)天才的といわれる人々の仕事の進め方は、

 仮説を立て方とアプローチの仕方の二点が優れて個性的で、鋭いひらめき、直観に大いに依存している。

     箱守仙一郎

 (実験には)2つの結果がある。

 もし結果が仮説を確認したなら、君は何かを計測したことになる。

 もし結果が仮説に反していたら、君は何かを発見したことになる。

     エリンコ・フェルミ

 僕の代数は学校で教わったのではなく、

 屋根裏の物置で見つけた叔母の古い教科書を自分で読んで学んだものだ。

 おかげで、問題の目的は要するにXが一体なんであるかをつきとめることにあり、

 その答えをどのやり方で出したかなどどうでもいいんだということを悟ることが出来たのは、実に幸運だったと思う。

     リチャード・ファインマン

 (略)サイエンスにはよいサイエンスと悪いサイエンスとがある。

 (略)いろいろな実験を数多くやり、新しい結果から現象を次々に見つけて行っても、

 その多様性、複雑性を記述し論文として発表することによって、かえって本質的なものを捉え難くするような結果になることがしばしばある。

 だが、もちろん、その多様性、複雑性の中に隠されている何か簡単な本質的なもの、新しい考え方、理論、こういうものを常に意識して探そうとして実験していく人達もいる。

 そうして、それが成功したときに、サイエンスの本当の進歩がある(略)

     野村眞康によるジェームス・ワトソンの言葉

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