ところで、お遍路とは?

四国遍路の由来(しこくへんろのゆらい)

 古来、四国は国の中心地から遠く離れた地であり、様々な修行の場でありました。

 讃岐でご生誕されたお大師さま(弘法大師・空海)もたびたびこの地でご修行をされ、

 八十八ヶ所の寺院などを選び四国八十八ヶ所霊場を開創されたと伝えられております。

 そのお大師さまの御跡である八十八ヶ所霊場を巡礼することが遍路です。

遍路用語

 札所

  徳島二十三ヶ所、高知十六ヶ所、愛媛二十六ヶ所、香川二十三ヶ所、計八十八ヶ所の霊場のこと。

 打つ

  霊場におまいりすること。

  昔は木の納め札を札所に打ちつけていたことから、この言葉が残っています。

  「何番を打ちました」といえば、何番かにおまいりしたことです。

 通し打ち

   すべての霊場を一遍に打ち上げること。

 順打ち

   一番、二番、三番・・・というふうに札所を順番に巡拝すること。

 逆打ち

   札所を逆番に巡拝すること。

   逆打ちは難コースが多いので、逆打ち一回は順打ち三回と同じ功徳・ご利益があるといわれています。

 打ちぬけ

   霊場に来た道をもどらないで、境内から次へと進む道にでること。

 打ちもどり

   自動車を利用する場合など、霊場に来た道をそのまま戻ること。

 同行さん

   遍路同士が相手を呼ぶときに使います。

   巡拝中に会ったときは、ご宝号を唱えて合掌します。

 お接待

   遍路さんに物品、金銭などを施すこと。

   接待は善根の施し、大師への供養になると信じられています。

 一国まいり

   1つの県を一国とし、巡ること。

お遍路の心得

 十善戒

  十善戒は身(からだ)と口と意(こころ)のはたらきを正しくして生きていくことを誓い実践していくこと。

  弘法大師は「諸戒は十善を本とする」と説かれている。

十善戒(じゅうぜんかい)

 一、不殺生(ふせっしょう)

   生きているもの、すべての命を大切にする。

 二、不偸盗(ふちゅうとう)

   物を盗まず、他人のものを大事に扱う。

 三、不邪淫(ふじゃいん)

   性は尊いものであり、節度をもって性を考える。

 四、不妄語(ふもうご)

   うそ、偽りはいわず、真実を話すことを心がける。

 五、不綺語(ふきご)

   虚飾のことばは話さず、飾らない本当のことばで話す。

 六、不悪口(ふあっく)

   悪口は言わず、相手を思いやることばで話をする。

 七、不両舌(ふりょうぜつ)

   どの人に対しても、二枚舌を使わず、温かな気持ちで話す。

 八、不慳貪(ふけんどん)

   強欲をはり、貪ることなく、感謝の気持ちで過ごす。

 九、不瞋恚(ふしんに)

   怒りをおさえ、心を落ち着けて、優しい気分で過ごす。

 十、不邪見(ふじゃけん)

   邪な間違った考えを捨て、どの人にも平穏な気分で接する。

三信条

 摂取不捨の御誓願を信じ、同行二人の信仰に励む。

 (巡拝中は常にお大師さまとともに寝食をする思いで詣ること。)

 何事も修行と心得て愚痴、妄語を慎む。現世利益の霊験を信じ、八十八使の煩悩を消滅させる。

 (いかなる人もこの世で救われると信じ、迷いの世界を転じて悟りの世界に入るよう功徳を積む。)

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