はじめに
この本を読むのなら、覚悟してください。 エニアプロファイルは、相手を完全に信用させます。
エニアプロファイルは、相手を心理誘導することを目的として、エニアグラムをベースに開発した禁断の心理術。
序章 エニアプロファイルは悪魔のスキルか
いじめにあっていた子供の頃のヒーローは「浦見魔太郎」
他人を意のままに操りたいという願望が湧き起こる
他人をいとも簡単に操るスキル、ついに完成する
第1章 エニアプロファイルの基礎理論編
人を操るには「心の成り立ち」について知っておく必要がある
人間の性格を9つに分類した「エニアグラム」とは
「人の心の底」に存在する4つの層
- 「役割的性格」から出た発言や行動は、その人そのものではない
- 「習慣的性格」は変えることができる性格
- 「狭義の性格」は幼少期に作られ変えることはできない
- 「気質」は持って生まれたもので、変えることができない
「無意識下の恐れと欲求」が、相手を思いのままに操る鍵
第2章 相手を信じ込ませるエニアプロファイル本編(1)
相手を完全に信じ込ませることが確実にできる実践書
相手をエニアプロファイルするときの進め方
エニアプロファイルの流れ
1.第一印象(初対面から3分以内)
2.初期エニアプロファイル(2〜3タイプに絞る)
3.観察
4.最終エニアプロファイル(1タイプに絞り込む)
5.禁断の心理話術
1の第一印象と、3の観察でのタイプの特徴がよく出る7点
- A.体型
- B.雰囲気
- C.声の高さ
- D.話すスピード
- E.話し方
- F.しぐさや表情
- G.よく口にする言葉
「人の心の底」を刺激する禁断の心理話術
【エニアプロファイル1】 怒ると怖そうな親分「ビッグボス」
ビッグボスはどのような発言や行動を取るのか?
ビッグボスは、他人にコントロールされること」を恐れている
【禁断の心理話術】
ビッグボスには「パピー作戦」が活路あり
【ビッグボスへの禁断のキラーワード】
「叱ってください」
「勉強させてください」
【エニアプロファイル2】 おせっかいなフレンド「スマイリー」
スマイリーはどのような発言や行動を取るのか?
スマイリーは、「あるがままの自分では愛されないこと」を恐れている
【禁断の心理話術】
スマイリーには、「ありがとう!ありがとう!ありがとう!」で押せ!
【エニアプロファイル3】 気難しい専門家「シンカー」
シンカーはどのような発言や行動を取るのか
シンカーは、「自分が無力で無能であること」を恐れている
【禁断の心理話術】
シンカーには、「3カ条を守りヒットポイント」を探り出せ!
- 1.雑談はしない
- 2.気合いや勢いは逆効果
- 3.相手の関心がどこにあるか探る
【シンカーへの禁断のキラーワード】
「よくご存じですね!」
「面白いです。もっと聞かせてください」
第3章 相手を信じ込ませるエニアプロファイル本編(2)
【エニアプロファイル4】 裏表がありそうな成功者「クール」
クールはどのような発言や行動を取るのか
クールは、「あるがままの自分には価値がないこと」を恐れている
【禁断の心理話術】
クールには認めるポイントを間違えず、結果を絡めて話をせよ!
- 1.自分がどのように見られたいかイメージを決める
- 2.そのイメージ通りに見てもらえる高い目標を掲げ、努力する
- 3.掲げた目標を達成する
【クールへの禁断のキーワード】
「素晴らしいです(結果に対して)」
「憧れます(ステータスに対して)」
【エニアプロファイル5】 空気を読まないエンターテイナー「ファンラバー」
ファンラバーはどのような発言や行動を取るのか
ファンラバーは、「満たされることがないこと」を恐れている
【禁断の心理話術】
ファンラバーには「小さな子供を手の中で転がす」感覚で!
【ファンラバーへの禁断のキーワード】
「すごいです!」
「絶対いけます!(アイデアや可能性に対して)」
【エニアプロファイル6】 実は日本人に多く存在する「バランサー」
1.日本人に一番多いのがバランサーだから
2.日本という国自体がバランサー的な国だから
バランサーは、不安のアンテナが発達している
バランサーは、「自力では生存できないのでは」と恐れている
【禁断の心理話術】
バランサーにはとにかく「安心」を提供する!
【バランサーへの禁断のキーワード】
「私もそうです」
「絶対××させません(ただし、バランサーが納得できる証拠が必要)」
第4章 エニアプロファイル実践編
初対面の相手を操るのに最大の効果を発揮するエニアプロファイル
ビジネスシーンでの活用を考えているなら、
1.営業や接客などのセールス
2.上司あるいは部下に対しての社内コミュニケーション
3.コンサルタントやコーチなど専門家の立場での指導
プライベートでの活用を考えているなら、
1.恋愛関係
2.親子関係
3.友人・知人関係
エニアプロファイルの流れ
1.第一印象(初対面から3分以内)
2.初期エニアプロファイル(2〜3タイプに絞る)
3.観察
4.最終エニアプロファイル(1タイプに絞り込む)
5.禁断の心理話術
まずは相手の懐に入り込む、ビジネスの常識「ラポール」
無意識が「抵抗」を感じるとき
1.望まないことを強要された場合
2.変わることを強要された場合
相手との「信頼」を得るため、「無意識レベルでの同調」を目指す。
1.ミラーリング……相手の動作や姿勢を鏡に映したようにマネをする
2.ペーシング……相手の話し方や呼吸にペースを合わせる
3.キャリブレーション……ノンバーバル情報から心理状態を把握する
4.バックトラッキング……言葉のオウム返し
バックトラッキングで、相手に気持ちよく話させろ!
バックトラッキング法1……一語一句同じ言葉で言い返す
バックトラッキング法2……要約して言い返す
バックトラッキング法3……感情に焦点を当てて言い返す
シンプルな会話術 「エニアプロファイル式バックトラッキング法」
・名詞+助詞+?
・名詞+助詞+!
「現在→ 過去→ 未来」の順で、相手の人生を丸洗いしてしまう「PPFヒアリング」
相手の仕事内容ついて「現在(Present )→ 過去(Past )→ 未来(Future )」の順番に聞くことを、PPFヒアリングと名づけただけです。
なぜ、エニアプロファイルが禁断のスキルなのか
人は裏切られたときのエネルギーのほうが強い
破壊力があるからこそテクニックだけに頼らない
エニアプロファイルが本当の力を発揮するとき
- 1.会った瞬間から相手に興味を持ち、関心を注ぐ。
- 2.相手から伝わってくる印象で初期エニアプロファイルをする。
- 3.興味関心を強めながら、PPFヒアリングを行う。
- 4.バックトラッキングをしてラポールを築く。
- 5.集まったすべての情報を元に最終エニアプロファイルをする。
- 6.ラポールを切らないよう気をつけつつ禁断の心理話術。
- 7.どんな結果になっても心からお礼を言う。
- 8.エニアプロファイルによって築いた信頼を大切にする。
約束してください。決してタネ明かししないことを!
あなたがエニアプロファイルしたタイプは、なにがあっても相手に言わないこと。