2006年(平成18年)にそれまで明確でなかった「惑星」の定義が定められ、冥王星は「惑星」ではなく新たに設けられた「準惑星」に分類されることとなった。
なぜ、冥王星は「準惑星」になったの
惑星の定義のひとつ、太陽を中心に廻っている軌道上に他の惑星が存在してない。(軌道の近くに同程度の天体がなく際立って大きい)に当てはまらないため惑星から準惑星になった。
惑星とは、
(1)太陽の周りを公転、
(2)自分の重力によって球形、
(3)その軌道の近くに同程度の天体がなく際立って大きい、
(4)衛星ではない、これらの四つの定義に当てはまるものが惑星である。
準惑星とは、
(1)太陽の周りを公転している、
(2)自分の重力により球形、
(3)その軌道周辺で他の天体を掃き散らしていない、
(4)衛星ではない、これらの四つの定義に当てはまる天体である。
冥王星は1930年の発見以来、太陽系9番目の惑星に分類されてきたが、観測技術の発達のために冥王星の周辺で同じ程度の大きさの天体が多数見つかっており、(3)の定義に当てはまらないため準惑星に格下げとなった。
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