代表的な類型論
性格類型論にはクレッチマーの体型別性格分類法、
アメリカの心理学者ウィリアム・シェルドン(1899~1977)の発生的類型論、
ドイツの心理学者エドゥアルド・シュプランガー(1882~1963)の価値類型論などがある。
クレッチマーの分類
肥満型
躁うつ気質。外交的で親切。時には激しく怒ったり泣いたりする。
やせ型
分裂気質。生真面目で、社交的ではない。神経質だが、温和。
筋肉質型
粘着気質。几帳面で秩序を好み、物事に熱中する。
シェルドンの分類
内胚葉(ないはいよう)型
消化器や呼吸器系などが発達し、丸みを帯びた体型。食べることが好きで愛情欲求が高い。
外胚葉型
神経や表皮などが発達し、細長い体型。繊細で疲れやすい。
中胚葉型
骨や筋肉などが発達し、どっしりとした体型。自己主張が強く活動的。
シュプランガーの分類
理論型
理論好き、客観的、冷静沈着。
経済型
財力至上主義。
審美型
感覚重視で美しいものに価値を置く。
権力型
権力欲が強い。
宗教型
聖なるものを尊ぶ。
社会型
他と協調して社会生活を送る。
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