不動心のコツ 植西聰

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はじめに

 誰かから、言葉によって不愉快な思いにさせられるような出来事は、日常茶飯事と言ってもいいのです。

 そういう意味で、そのような悪口や嫌味や侮辱に振り回されないで済む方法を考えることは、人が幸せに生きていくための重要なポイントの1つになると思います。

 そのために重要なのが「不動心」です。

第1章 動じない発想をする

 ひと呼吸置くことで、気持ちの落ち着きを取り戻す

 平気で悪口を言う人は「精神的に子供だ」と知る

 嫌味なことばを「ああ、そうですか」と軽く受け流してしまう

 まじめで、やさしい人ほど、悪口を言う人の挑発に乗りやすい

 「別に、何も」で、嫌味な人と距離を置いてつき合っていく

 悪口を言われても「受け取らない」のがいい

 毅然とした態度を、不愉快な言葉の防波堤にする

 自分を軽蔑することを言ってくる相手に好かれようと思わない

 最後の手段として、相手の不愉快な言葉を無視する

 下品な言葉は、聞こえなかったふりをして無視する

 心に余裕があってこそ、侮辱をうまくかわせる

第2章 「堂々とした態度」で動じない

 SNSに悪口を書かれた時は、本当に信頼できる人から慰めてもらう

 「基本的信頼」で結ばれた人が、自分を救ってくれる

 周りに味方が多い人は、ハラスメントを受けることがない

 堂々とした話し方と態度で、相手の嫌がらせを封じる

 普段から堂々とした態度で振る舞うトレーニングをしておく

 「ボディ・ランゲージ」プラス「言葉」で、相手に訴えかける

 「堂々と沈黙する」ことによって、相手の悪口を撃退する

 悪口を気にせず、自分がやるべきことに没頭する

 「その場を離れる」「近づかない」という方法を取ってみる

 悪口を言われた時には「泰然自若」としているのがいい

第3章 あくまでも自分自身を信じていく

 他人から批判されても、自分で自分を責めない

 自分自身が「自分への援助者」になる

 「内なる批判者」に負けずに、自分をほめる

 自分をほめることで、その人は強くなっていく

 スランプの時こそ、自分で自分をほめてみる

 周りの人の嫌味な言葉は、軽く受け流してしまう

 プラスの言葉が、自分の心の状態を良い方向へ改善してくれる

 言葉は、人の精神面に対して強い影響力を持っている

 悪口を言われるのは、「私が偉大だから」と考える

 「悪口を言われない」よりも、「悪口を言われても動じない」を目指す

 少しくらい「高慢」であるほうが、不動心が身につく

第4章 感情的になるのを防ぐ

 そこで怒ってしまったら、結局は自分が損をする

 頭にくる相手に「戦わずして勝つ」のが最善の作戦になる

 怒りの感情は、自分自身の身をほろぼしてしまう

 腹が立っても動じないでいられる人は、最上の人である

 「知恵ある人」は、相手の挑発に乗ることはない

 出る杭は打たれる、しかし妬みを持つ人を相手にしない

 頭にくることを言われたら、とっさに話題をそらす

 嫌味を言われた時には、具体的な質問で切り返す

 話をそらしたり、はぐらかすことに罪悪感をおぼえない

「だから、どうしたの?」で、相手の挑発をやりすごす

 屈辱的なことを言ってくる人間は「弱い人」だと知る

第5章 客観的な意識の持ち方を学ぶ

 自分を「ディソシエイト」することで、冷静に悪口に対処できる

 感情的になって言い返す前に、軽く深呼吸してみる

 「マインドフルネス」によって、不動心を養う

 悪口に対しては「客観的な質問」で対応するのがいい

 相手が感情的になっていることを、その相手にわからせる

 自分の非を認めながらも、侮蔑的な言葉は断固拒否する

 メモを通して話し合えば、悪口の言い合いにならない

 信頼できる人の一言で、「客観的な意識」を取り戻すことができる

 「認知バイアス」から自分自身を解き放つことが大切になる

 「みんな言ってるよ」という言葉に惑わされないようにする

 「迷惑だ」という一人の言葉に惑わされないようにする

 「あいまいな言葉」に惑わされないようにする

第6章 成功するまでは、動じない

 「批判されるのは、当たり前のこと」と考えてみる

 批判の声よりも、称賛の声を意識するようにする

 周りの人たちの言葉をあまり気にせず、信念に従って生きる

 成功を手にするまでは、決して怒らないと決めておく

 落ち込んでも、再び元気を取り戻す精神力を持っておく

 悪口を言われた時は、過去の成功体験を思いだしてみる

 悲観的なことを言われても、自分は楽観的な心を捨てない

 悲観的な言葉の毒は、楽観的な言葉で打ち消してしまう

 「今現在」のことに集中して、他人の挑発を受け付けない

 一度くらいの悪口で、志を捨ててはいけない

第7章 困った人に振り回されない

 陰口は無視していれば、そのうちに消えていく

 悪い噂など、そのうち消えてなくなると知っておく

 陰口を言う「暇な人」など相手にしないほうがいい

 まずは「困った人」の気持ちを理解するところから始める

 困った人の心には、「自分を守りたい」という意識が働いている

 相手の心に絡みついた「悩み」というツルをほどいてあげる

 攻撃的な相手であっても、あくまでも冷静に対処する

 感情的になっている相手の言い分を、まずは認めてあげる

 「口うるさい人」とは、「報連相」を密にしていく

 「口うるさい人」に対して、むしろ感謝の気持ちを持ってみる

 「あら探し好きな人」とは、その人をほめながらつき合っていく

第8章 恥をかかされても、怒らない

 恥をかかされることがあっても、笑い話で済ましてしまう

 自分に恥をかかせた相手とは、距離を置いてつき合っていく

 プライドが高すぎる人は、怒りの感情にとらわれやすい

 プライドには、自分にとって良いものと悪いものがある

 自分の成功につながる忠告ならば、素直に受け入れる

 感情的になると、かえって自分が窮地に追い込まれていく

 明日の成功へ目を向けることで、心が動じなくなっていく

 不完全な存在だからこそ、人間は努力していく

 怒りの感情で心が乱れると、「大切な目的」を見失うことになる

 わかっていることを指摘されると、なぜか腹が立ってくる

第9章 好きなこと、やりたいことを貫く

 「没頭するもの」が、不動心を養ってくれる

 信念ある生き方をしている人は、批判に動じることはない

 「認められたい」と考えるよりも「自分を貫く」と考えるのがいい

 批判を恐れずに、積極的にチャレンジしていくのがいい

 「批判されたくない」と思うと実力を発揮できなくなる

 いい意味で開き直って、自分が楽しむことを優先する

 「ダメな時はダメな時、しょうがない」と上手に開き直ってしまう

 やるべきか、やらないべきか迷ったら、やってしまうほうがいい

 何をやっても批判されるなら、自分がやりたいようにやる

 好きなことがある人は、批判に動じることはない

  不動心のコツ

  名言集 不動心のコツより 

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