歳を重ねると、暗記力が下がっている気がする。
覚えようとしても、なかなか難しい。
覚えてなくても、困らないことは、覚えないのだと思う。
聞くだけで、覚えられたのが、聞き流してしまう。
何でも、すぐに調べることができるので、気にならない。
情報過多なので、情報の選択が必要なのだろう。
ところで、
認知症の人は、いつまでも昔のことを覚えている気がする。
親がそんな感じだ。
ひいき目で見ても、「何が楽しくて生きているんだろう」と思ってしまう。
でも、本人は楽しいのかもしれない。
きっと、疲れて休んでいるのだ。
そして、また挑戦することはしないのだろう。
勉強することは、忘れること
勉強することは、新しい知識をアップデートして行くことだ。
そのうち、容量が増えて、保存できなくなってしまう。
そう考えると、年齢を重ねると、容量がいっぱいだから、覚えられないことになる。
3日前に食べた物は、覚えてないけど、数年前の美味しかった物は、覚えている。
話は変わるが、
私は、外食をするとき、「定番にするか」、「新メニューにするか」、迷う。
もちろん、若い頃は、定番などないから、いつも新メニューだった。
この定番メニューを、忘れることが出来れば、迷うことはないのだろう。
ということは、どんどん忘れて行けば、新しいことを覚えられるのか。
勉強して、情報を選択して、忘れて、勉強して・・・
情報を選択して、選ばなかった方は、忘れた方がいいってこと?
でも、選ばなかった方を、忘れてしまったら、後から反省することも出来ない様な気がする。
そもそも、選ばなかったのだから、たとえ、覚えていても、反省ではなく、後悔するだけなのか。
だが、環境が変われば、過去に選択できなかったことも、選択肢に上がって来ることがある。
選ばなかった方も、覚えていた方がいいのか。
覚えていれば、選択した時点に戻ることが出来る。
コロナ前の生活に戻って来ている。
よく耳にする、「コロナ前の生活に戻る」だが、
コロナを経験してから、戻るのと、コロナを知らずに、戻るのは、大きく違ってくるだろう。
昔なら、戦争を経験した人と、経験してない人。
今なら、戦争の経験した話を聞いた人と、戦争の話を聞いたことがない人だが、
戦争のことなら、学校で勉強しているハズだから、
授業を聞いていた人と、聞いてない人だろうか。
仕事の例なら、
仕事で、リモートワークの便利さを知ってしまったら、もう元には戻れないと思うか。
やっぱり、対面の方がいいから、元に戻る方がいいと思うか。
リモートワークのやり方を覚えた人と、覚えなかった人だろうか。
リモートワークの継続は、会社の偉い人の方針で決まるだろう。
そして、コロナ前の生活の会社への出社が始まる。
どうして、勉強するのだろうか。