外出先で、「家の鍵をかけたかな」と気になってしまうことはないでしょうか
誰しも、意識せずに行った行為について、あとから心配になることはあります。
ところが、何度となく確認を繰り返して外出が遅れたり、外出できなくなったりしたら、それは「強迫性障害」かもしれません。
強迫性障害の典型例
強迫性障害は、不安が心の中に繰り返し浮かび、それを打ち消すために何らかの行為を行うという不安障害です。
1、加害に対する不安
他者を傷つけてしまうのではないかという過剰な不安。
ホームで人を誤って突き落としてしまうのではないかと感じたりする。
2、不潔に対する不安
汚染に対する不安から、過剰に洗浄を繰り返す。
外出先から戻ると、すぐにシャワーを浴び、衣服を全部着替えないと気がすまない人など。
3、回避
強迫的な状況を引き起こす行動を避けるようになる。
鍵をかけたかどうかが不安になる人は引きこもりがちになる。
4、正確さ、従順への要求
モノの位置が必ず左右対称で、まっすぐに並んでないと気がすまないなど、モノの配置などにこだわる。
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