いつの間に眠っていたのだろうか!
目が覚めると、寝巻に着替えて布団の中にいた。
街灯の明かりが、カーテンの隙間から見える。
まだ夜中だと分かったが、時計を見る気にはなれなかった。
「明日は、仕事だったかな?」 と、思ったが、休みだと気づく。
「だから、目が覚めたのか」
それなら、起きて何かするかなと思ったが、そんな気はしなかった。
仕事が休みだと、嬉しいってことは、仕事が嫌なのだろうか。
特に、仕事が嫌だとは思ってないつもりだったが、
確かに、好きでもない。
私は、優柔不断なくせに、白黒ハッキリしないと気に入らないのだ。
仕事が好きか嫌いかなんて、大した問題ではない。
給料が高いか低いかは、少し問題だが、
嫌いな仕事だが、給料は高いより、
好きな仕事をして給料が高い方がいい。
でも、好きな仕事なら、給料が低くても構わないよな。
嫌いな仕事で、給料も低いのは、ありえない?
そもそも、嫌いな仕事ってなんだろう。
ぱっと思いつくのは、誰にでも出来る様な単純作業かな。
アルバイトでも雇って、やらせればいいと思ってしまう。
アルバイトを雇っても、誰でも最初は出来ないから、教えないといけないな。
なら、中途採用で、即戦力の人材を雇うかな。
教える手間が減るだけで、
即戦力になる様な人材に、誰でも出来るような単純作業をやらせるのは、ムダなのではないか。
簡単なことなら、自分でやってしまえばいいのではないか。
暇そうにしている人にやらせるのが一番だと思うが、そんな奴らが、簡単な仕事をやるだろうか。
それこそ、自分がやった方がいい。
むしろ、単純作業に没頭することで、アルバイトを雇うとか、暇そうな奴に仕事を与えるとか、考えずに済む。
仕事が好きか嫌いかではなく、普通ってことだろうか。
普通が一番なのか。
普通に成りたいのか。
それとも、日本の教育上、みんなと同じになる、
得意を伸ばすのではなく、苦手なことを頑張る思考に、囚われているだけなのだろうか。
どうでもいいことを考えているな。
眠れないから、考えごとをするのは、普通でいいじゃないか。
でも、自分にとっての普通について考えることは、必要だと思った。そんな話。
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