なぜか、眠れない夜に考えた、普通の話

やぎさんのお悩み相談メモ(50)

いつの間に眠っていたのだろうか!

目が覚めると、寝巻に着替えて布団の中にいた。

街灯の明かりが、カーテンの隙間から見える。

まだ夜中だと分かったが、時計を見る気にはなれなかった。

「明日は、仕事だったかな?」 と、思ったが、休みだと気づく。

「だから、目が覚めたのか」

それなら、起きて何かするかなと思ったが、そんな気はしなかった。

仕事が休みだと、嬉しいってことは、仕事が嫌なのだろうか。

特に、仕事が嫌だとは思ってないつもりだったが、

確かに、好きでもない。

私は、優柔不断なくせに、白黒ハッキリしないと気に入らないのだ。

仕事が好きか嫌いかなんて、大した問題ではない。

給料が高いか低いかは、少し問題だが、

嫌いな仕事だが、給料は高いより、

好きな仕事をして給料が高い方がいい。

でも、好きな仕事なら、給料が低くても構わないよな。

嫌いな仕事で、給料も低いのは、ありえない?

そもそも、嫌いな仕事ってなんだろう。

ぱっと思いつくのは、誰にでも出来る様な単純作業かな。

アルバイトでも雇って、やらせればいいと思ってしまう。

アルバイトを雇っても、誰でも最初は出来ないから、教えないといけないな。

なら、中途採用で、即戦力の人材を雇うかな。

教える手間が減るだけで、

即戦力になる様な人材に、誰でも出来るような単純作業をやらせるのは、ムダなのではないか。

簡単なことなら、自分でやってしまえばいいのではないか。

暇そうにしている人にやらせるのが一番だと思うが、そんな奴らが、簡単な仕事をやるだろうか。

それこそ、自分がやった方がいい。

むしろ、単純作業に没頭することで、アルバイトを雇うとか、暇そうな奴に仕事を与えるとか、考えずに済む。

仕事が好きか嫌いかではなく、普通ってことだろうか。

普通が一番なのか。

普通に成りたいのか。

それとも、日本の教育上、みんなと同じになる、

得意を伸ばすのではなく、苦手なことを頑張る思考に、囚われているだけなのだろうか。

  動物学校の寓話

どうでもいいことを考えているな。

眠れないから、考えごとをするのは、普通でいいじゃないか。

でも、自分にとっての普通について考えることは、必要だと思った。そんな話。

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