「何がしたいのか」なんて問いはあいまい過ぎて、やるべきことや意味ある答えなんて見つけられない。
そんな問いは忘れてしまえ。
「目標は何か」という問いも、同様にいい加減で適当な答えしか出せない。
この問いを改めて考えるには、一歩下がってより大きな視野に立たなくちゃいけない。
幸福の反対は何だ? 悲しみ? そうじゃない。
愛と憎しみが表裏一体であるように、幸福と悲しみも不可分のものなんだ。
愛の反対は無関心だ。
そして幸福の反対は「退屈」で決まりだと思う。
幸福の同義語は興奮だと言った方がいいかもしれない。
興奮こそ、まさに僕らが懸命に追い求めるべきものであり、万能薬なんだ。
みんなが君に、「情熱」や「幸福」を求めて生きろと言うとき、それは究極的には「興奮」という概念に行き着くんだ。
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