鼠径ヘルニア ②入院の記録 ~ 初めての手術、そして退院

やぎさんのお悩み相談メモ(41)

 学生の頃、何か(自分の病名くらい覚えとけよ)で入院したことを思い出す。

 一週間くらい、ひたすら、点滴をされ、肝臓が悪かったという記憶しかない。

 入院は、したことがあるけれど、

 生まれてから、骨折もしたことないので、手術は初めてだった。

入院初日

 午後から、母に付き添いを頼み、病院へ到着。

 4人部屋に私の他に2人の患者さんが居た。

 ひとりは、3年くらい入院しているとのこと。(脳卒中だそうです)

 もうひとりは、1週間くらいの入院で、手術前の検査入院だそう。(何度か入退院を繰り返しているらしい)

 明日、手術なので、ドキドキ。

 でも、特にやることがないので、持ってきた読みかけの本を読んで過ごす。

   持ってきた本 模倣の殺意 

 夕方、明日の手術の準備で、アソコの毛を剃られる。

 (女性にアソコの毛を剃られるなんて、恥ずかしかったぁ)

 元気だからだろうか、相部屋のおっさんのイビキがうるさくて、眠れなかった。

入院2日目

 手術日、母と姉が来てくれた。

 救急救命士のおっさんが、挨拶に来る。

 麻酔の時に、呼吸の管を挿入することになっている。

 入院初日の看護師さんが超~美人だったので、テンション上がっていたが、

 手術が終わり、麻酔から覚めると、「安藤なつ」さんみたいな看護師さんにチェンジしていた。

 麻酔で寝ていたので、一瞬で手術は終わっていた。

 手術後、目覚めると喉がものすごく渇いて声が出ない。

 水を飲むことが出来ないので、ガーゼを水に浸してもらいなんとかしのいだ。

 1つ空いていたベットに、前立腺の手術をした人が来たのだが、

 その人は、次の日に退院していた。

 おしっこの管が痛いからなのか、今日も相部屋のおっさんのイビキがうるさくて、眠れなかった。

入院3日目

 とにかく、手術したお腹が痛い、まったく動けない。

 入院前に、「鼠径ヘルニア」について調べたが、日帰り手術もやってます。

 みたいな事も書いてあった。

 ネットの情報なんて、信じられない。

 母と姪が来てくれたのだが、痛くて相手をしている場合ではなかった。

 「安藤なつ」さんに鎮痛剤入りの点滴をしてもらう。(看護師さんって、マジ神、女神様だ)

 少しラクになったので、調子に乗っていたら、「安藤なつ」さんに、

 おしっこの管を抜かれ、歩けと言われる。

 イヤイヤ、動くと痛いんですけど!

 ついさっきまでの女神は、キビシイこと言い出したなぁ

 1つ空開いていたベットに、次の人が入院して来た、付き添いの奥さんらしき人との話を聞いていると、

 背中の腫瘍を取ったみたいだ。

 その人も、次の日に退院していた。

 夕方になると、夜勤の看護師さんに、チェンジ

 超絶カワイイんですけど~

 誰かに似ている、名前が出てこない・・・「吉岡里帆」だ!

 点滴が終わっても、「吉岡里帆」さんが来てくれなかったので、思わずナースコールを押してしまった。

 すると、男の看護師さんが来て、ガッカリした。

 夜中に、何回もナースコールを押すおばさんが居て、今日も眠れなかった。(看護師さんって大変だなぁ)

 相部屋のおっさんのイビキなんて、かわいいものだな。

入院4日目

 鎮痛剤が効いているのか?ずいぶんラクになって来た。

 母が来てくれた。遠いのに毎日来てくれてありがとう。(昨日は、相手が出来なくてゴメンネ)

 持って来た本が読み終わってしまったので、売店に本を買いに行く。

   病院の売店で買った本 喧嘩(すてごろ) 

 気づかなかったのだが、

 手術前の検査入院をしていたおじさんが退院するみたいだ。

 フィリピン人の奥さんが、迎えに来ていて、再来週に手術になった。と話していた。

 ホントに入退院を繰り返しているらしい、何の病気なのだろうか。

 回診の時に先生は、もう少し入院しててもいいよ。

 と、言ってくれたのだが、

 ベットで動かなければ意外と平気だったので、退院したいです。

 と先生に伝えた。

 1つ空いていたベットに、他の病院から転院してきたおじさんが、

 付き添いの人を3人も連れて入院して来た。

 先生との話を聞いていると、透析をしており、糖尿病、肺気腫の治療も一緒にしているそうだ。

 その人が、すっごいワガママで驚いた!(長いこと病気をしていると、そうなってしまうのかな)

 夜中のナースコールおばさんと、ワガママおじさんのダブルナースコールで、今日も眠れなかった。

 イヤー、マジで、退院したいです。と言ってよかったぁ~(毎日眠れないのはキツイ)

入院5日目

 退院の日、母と姉が迎えに来てくれた。

 アパートまで送ってもらい、もうひとりの姉と合流。

 姉の子供もいたのだが、たまにしか会わないからだろうか?

 人見知りされてしまい、すぐに帰っていった。

 自分の子供にも、人見知りされないようにしたいものだ。

 食料の買出しを付き合ってもらい解散した。

 とりあえず、ゆっくり寝てようとしたのだが、布団が合わないのか?

 すごく手術の痕が痛い。

 しばらく考え、床に直接寝れば大丈夫なことが判明、とりあえず横になる。(助かった~)

 鎮痛剤を飲むと、心臓がドキドキすることも判明。

 どうするの?

 痛いの我慢するの?

 もう飲んでしまったので、明日また考えよう。

 きっと、少しはマシになっているハズさ。

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