怒りの「スイッチ」は、人それぞれです。
まれに、「触るもの皆、傷つける的な」人が居ますが、とても 苦手な人ですね。
学生なら、つき合うのを辞めてしまえばよいのだけれど、
社会人ともなると、苦手な人とも つき合わなければなりません。
そんな時に役立つのが、「アンガーマネジメント」 怒りをコントロールすることです。
アンガーマネージメントとは
アンガーマネジメントとは、怒りや苛立ち等の感情と向き合い、うまくコントロールして、適切な問題解決や円滑なコミュニケーションに繋げるスキルです。
アンガーマネジメントを身に付けることのメリット
- 心身の健康を保ちやすくする
- 仕事のモチベーションや作業スピードなどのパフォーマンスを安定させる
- 自身の素直な感情を表に出せるようになる
アンガーマネジメントの実践方法
1、自分の感情を自覚する
「怒り」というのは、他のネガティブな感情とストレスから身を守るための防衛反応です。
怒りを感じた時には、一時停止して、「なぜ怒っているのか」「どんな刺激になのか」「どんな価値観が反応したのか」を考えてみましょう。
2、「怒り」を感じたら 6秒数える
「怒りのピークは、6秒です」 ピークを過ぎれば、すぐに減少します。
3、「怒り」に点数をつける
自分がいま感じている「怒り」に点数をつけてみましょう。
いつもの平穏な状態を「0」、人生最大の怒りを「10」に設定します。 すると、いま感じた怒りのレベルや、理由が解かります。
4、自分が影響できることだけに力を注ぐ
「自分の力でコントロールできないことには、エネルギーを使わない」ということが大切です。
例えば、事故によって通勤電車が遅れた場合、電車の遅れに腹を立てても、残念ながら個人ではどうすることもできません。 「怒るだけムダです」
5、切り替える、割り切る、受け流す
「怒ってる人」がいると、周囲の人も「イライラ」します。 自分と関係ないことでも、それを考え続けると「怒り」に変わります。
自分の意見や想いを伝えても変えられないこと(自分と関係ないこと)に対しては、割り切る、受け流す等、自分のエネルギーを消耗しないように心がけることも必要です。
6、「べき思考」を手放す
「怒り」は自分の中にある「こうあるべき」や「こうすべき」という価値観が破られた時に生じやすい傾向にあります。
自分がどんな「あるべき」という思考を持っているかを自覚し、それが“自分自身の「価値観」であることを認めましょう。 それによって、冷静になれると同時に、許容範囲を広げることができます。