頼まれると断れない人、頼みごとばかりする人の謎

やぎさんのお悩み相談メモ(41)

良かれと思ってやったことが、裏目に出ることは多い。

自動車に乗っていて、相手に道を譲ってあげたら、相手が事故を起こしてしまう。

いわゆる「サンキュー事故」だ。

これを対策しようとすると、「道を譲らない」になるのだろうか。

そもそも、「譲る」ということは、自分が優位な立場にあるということで成り立っている。

直進車優先とか、道路の幅が広いとか、左折優先とか。

でも、ルールを守らない人はいる。

なかでも困った人は、ルールを知らない人だと思う。

まだ、ルールが決まっていれば、解りやすいが、

人間関係は、ルールがない。

ルールがないので、裏目に出ることはないと、言いたいが、そんなことはない。

親が子供に、「言うことを聞かせたい」

「仕事しろ、勉強しろ」と言われているが、「遊びに行きたい」とかだ。

解決方法は、シンプルなのだが、実際は難しい。

「自分がどうしたいのか」 これだけだ。

相手に「スゴイですね」と言われると、

「そんなことない」と答えるだろう。

「大したことないですね」と言われると、腹が立つ。

優秀ではないけど、劣ってもいない。

「普通ですよ」といったところだろうか。

でも、「普通ですよ」と答えるのは、なんか違う気がします。

「相手の目的を知る」 これが解れば対応が出来る。

ただの社交辞令なのか。
イヤミを言っているのか。
何か、アドバイスを貰いたいのか。
自分も利益を得たいのか。

同じ言葉でも、相手の「状況」によって、変わって来るだろう。

「相手を観察し、行動から、仮設を立てる」 状況把握をすることだ

私は、「話す」ことは、「要求すること」だと思ている。

「○○をしてほしい」「○○してほしくない」は、もちろん。

「○○さんが事故に巻き込まれたらしいよ」は、「気を付けてほしい」という、要求です。

相手が、「なぜ、要求をしてきたのか」を、考えてみる。

急いでいる。
怒られる。
疲れている。
楽したい。
心配だ。
迷惑がかかる。

ところで、問題なのは、自分も相手も、「どうしたいのか」が解らない場合だろう。

むしろ、相手のことは、解る方が難しい。

「言ってること」と、「思ってること」は、違う場合もあるだろうし、むしろ合ってる人のほうが少ないと思う。

相手のことは、解らないのです。

断れない人は、相手の要求を受けいれ、さりげなく、こちらの要求も受け入れさせよう。

最初に戻るが、「自分がどうしたいのか」 これだけだ。

相手に「恩」を売っておけば、返ってくるだろう。
裏目に出たら、返って来ない、だけだ。
相手の「恨み、妬み」まで考えてしまうと、切りがない。
ましてや、自分の「罪悪感」までは、考え過ぎだろう。

「自分勝手」と思われるのがイヤかもしれないが、何をしても、誰かには「自分勝手」になってしまうのだから。

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