【第7回】“もったいない”が心に刺さる? 贈り物・思い出品の捨てづらさをスコアで整理してみた

不用品処分

🧹 はじめに|手が止まるのは「感情」のせいかもしれない

空き家整理や日々の片づけでよくある悩み——

それは、“まだ使えるもの”よりも「気持ちの整理がつかないもの」かもしれません。

  • 誕生日にもらったけど開けていない贈り物
  • 想い出がつまった記念品や手紙
  • 趣味で集めたグッズやポスター
  • 使えないけど捨てられないゲーム機やラジコン

「いつか使うかも…」「誰かに申し訳ない…」——
今回はそんな“感情的ハードルの高い不用品”を、スコアで整理してみます。


📊 捨てにくさスコア(感情編)

項目内容スコア(★)
ゴミ出しの難しさ小型で出せるが素材が複合・電池付きなど★★★☆☆
工夫の手間写真化・分解・譲渡など選択肢が多い★★★★☆
感情の引っかかり思い出・趣味・罪悪感・未練など★★★★★
発生シーン贈答・旅行・退職・趣味・収集・相続などラベル表示

💡 処分方法ではなく、「気持ちに折り合いをつける工夫」が問われます。


🎁 こんなモノ、どう向き合えばいい?

① 贈り物(未使用・未開封)

  • 趣味に合わない食器セット
  • 飾っていない置物
  • 使っていないタオルギフト

📝 対処法:

  • 状態が良ければ譲渡サイトや施設寄付
  • 感謝の気持ちとともに“ありがとうの手放し”

② 思い出品・記念グッズ

  • 旅行先の民芸品/記念Tシャツ/式典のリボン
  • 卒業記念の盾/名入りマグカップ

📝 対処法:

  • 写真に撮ってから手放す
  • 代表1つだけ残して「役割交代」

③ 趣味グッズ・収集品・小型電子機器

  • ガラケーの充電器(端子が合わず使えない)
  • モバイルバッテリー(古くて非対応)
  • 遊ばなくなったゲーム機/思い出のラジコン
  • 中途半端に集めた食玩/貼る場所のないポスター
  • 趣味で集めたグッズ(誰にも見せてないけど…)

📝 対処法:

  • 写真に撮って記録化 → 手放す
  • 1点だけ残して「代表選手方式」
  • 譲渡・フリマ・趣味仲間への引き継ぎも選択肢
  • 「使えない=役割終了」と考えることで納得感を得る

🧠 体験談|捨てるか迷ったモノとその後

  • 「もらったけど使ってない湯呑みセット、箱のまま5年経った」
  • 「祝退職と書かれたマグカップ、捨てるのに勇気が要った」
  • 「似顔絵付きの記念品、でももう誰だったか覚えてない…」
  • 「ガラケーの充電器、なぜか3本も残ってた」
  • 「ポスター、貼る場所がなくて丸めたまま10年」
  • 「ラジコン、壊れてるけど“あの頃”がよみがえる」

📦 これらも「ありがとうの気持ち」を添えて卒業。

手放したあとに「あれ?案外忘れないな」って気づくことも。


🌱 小さな手放しが、大きな前進になる

“捨てる”のではなく、“切り分ける”
想いは持ち続け、モノは感謝して卒業させる。

気持ちに負担をかけず、丁寧に手放す。

それこそが、空き家整理や実家の片づけの本質に近づく第一歩です。


🔚 シリーズ完結としてのまとめ

  • 【第1〜7回】すべての不用品は「判断」に迷い、「心」に引っかかっていた
  • だからこそ、スコアや具体例が必要だった
  • シリーズ②はここで一区切り。次は“空き家のこれから”を考える章へ…

▶ シリーズ全記事はこちら:不用品処分カテゴリ

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