
🧹 はじめに|手が止まるのは「感情」のせいかもしれない
空き家整理や日々の片づけでよくある悩み——
それは、“まだ使えるもの”よりも「気持ちの整理がつかないもの」かもしれません。
- 誕生日にもらったけど開けていない贈り物
- 想い出がつまった記念品や手紙
- 趣味で集めたグッズやポスター
- 使えないけど捨てられないゲーム機やラジコン
「いつか使うかも…」「誰かに申し訳ない…」——
今回はそんな“感情的ハードルの高い不用品”を、スコアで整理してみます。
📊 捨てにくさスコア(感情編)
項目 | 内容 | スコア(★) |
---|---|---|
ゴミ出しの難しさ | 小型で出せるが素材が複合・電池付きなど | ★★★☆☆ |
工夫の手間 | 写真化・分解・譲渡など選択肢が多い | ★★★★☆ |
感情の引っかかり | 思い出・趣味・罪悪感・未練など | ★★★★★ |
発生シーン | 贈答・旅行・退職・趣味・収集・相続など | ラベル表示 |
💡 処分方法ではなく、「気持ちに折り合いをつける工夫」が問われます。
🎁 こんなモノ、どう向き合えばいい?
① 贈り物(未使用・未開封)
- 趣味に合わない食器セット
- 飾っていない置物
- 使っていないタオルギフト
📝 対処法:
- 状態が良ければ譲渡サイトや施設寄付
- 感謝の気持ちとともに“ありがとうの手放し”
② 思い出品・記念グッズ
- 旅行先の民芸品/記念Tシャツ/式典のリボン
- 卒業記念の盾/名入りマグカップ
📝 対処法:
- 写真に撮ってから手放す
- 代表1つだけ残して「役割交代」
③ 趣味グッズ・収集品・小型電子機器
- ガラケーの充電器(端子が合わず使えない)
- モバイルバッテリー(古くて非対応)
- 遊ばなくなったゲーム機/思い出のラジコン
- 中途半端に集めた食玩/貼る場所のないポスター
- 趣味で集めたグッズ(誰にも見せてないけど…)
📝 対処法:
- 写真に撮って記録化 → 手放す
- 1点だけ残して「代表選手方式」
- 譲渡・フリマ・趣味仲間への引き継ぎも選択肢
- 「使えない=役割終了」と考えることで納得感を得る
🧠 体験談|捨てるか迷ったモノとその後
- 「もらったけど使ってない湯呑みセット、箱のまま5年経った」
- 「祝退職と書かれたマグカップ、捨てるのに勇気が要った」
- 「似顔絵付きの記念品、でももう誰だったか覚えてない…」
- 「ガラケーの充電器、なぜか3本も残ってた」
- 「ポスター、貼る場所がなくて丸めたまま10年」
- 「ラジコン、壊れてるけど“あの頃”がよみがえる」
📦 これらも「ありがとうの気持ち」を添えて卒業。
手放したあとに「あれ?案外忘れないな」って気づくことも。
🌱 小さな手放しが、大きな前進になる
“捨てる”のではなく、“切り分ける”
想いは持ち続け、モノは感謝して卒業させる。
気持ちに負担をかけず、丁寧に手放す。
それこそが、空き家整理や実家の片づけの本質に近づく第一歩です。
🔚 シリーズ完結としてのまとめ
- 【第1〜7回】すべての不用品は「判断」に迷い、「心」に引っかかっていた
- だからこそ、スコアや具体例が必要だった
- シリーズ②はここで一区切り。次は“空き家のこれから”を考える章へ…
▶ シリーズ全記事はこちら:不用品処分カテゴリ